2023年10月14日（土）に日進キャンパスで第3回秋季公開講座が開講されました。

今回の日進キャンパスの総合テーマは「東海地方再考」。第３回は愛知学院大学文学部（日本文化学科）教授の蛸島直先生に「東海地方の食文化〜東西食文化の比較から〜」というテーマでお話しいただきました。

2013年に「和食」はユネスコ無形文化遺産に登録されました。しかし、「和食」と言いながらも実際には豊かな地域性が認められます。大きく東西を二分している東の「米味噌」に対し西の「麦味噌」や東の「濃い口醤油」に西の「薄口醤油」は地域差が指摘できる代表例です。そして、その中間にあたる東海地方では「赤味噌」や「たまり醤油」「白醤油」といった独特の食文化があり、いずれも東西食文化の中間形態と呼ぶことができそうです。
この講義では、先生の実体験を交えながら文化人類学・民俗学の立場から日本の食文化の特色を見つめ、日本国内におけるその多様性と地域性、そして東海地方の食文化の特色とその背景を考えました。
日々の生活に欠かせない「食文化」という身近なテーマに受講生の皆さんもとても熱心に聞き入っておられ、積極的に質問が飛び交う、終始笑いの絶えない講義となりました。

公開講座は秋季の募集は締め切っておりますが、春にテーマを変えて開講予定です。
お申込みの受付は2024年3月頃開始予定となっております。
詳細が決定しましたら愛知学院大学　社会・地域連携活動サイトの公開講座ページにてお知らせいたします。

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