2023年11月2日（木）に名城公園キャンパスで秋季公開講座が開講されました。

今回の名城公園キャンパスの総合テーマは「現代社会とこころ～4つの視点から～」。第３回は愛知学院大学心理学部講師の塚本早織先生に「社会と心の深い関係～文化心理学の観点から見る心の適応的機能～」というテーマでお話しいただきました。

異文化の特徴として取り上げられる習慣や価値観は、文化や環境の影響を受けて作られた「心の仕組み」の特徴が反映されたものです。世界を理解するために働く私たちの「心の仕組み」は、それぞれの文化や環境を生き抜くための最も適した「ツール」として機能しています。
この講義では、文化心理学や社会心理学の視点から、ものごとの捉え方の文化的特徴やその背景にある環境の影響（例えば稲作や麦作などの生業、子どもの名前の”読み”のバリエーションの増加など）を取り上げ、社会に存在する様々な文化において、それぞれ習慣や価値観が形成・維持されてきた歴史を、「心の仕組み」という観点から掘り下げることで、文化の共生や融合への道を探るヒントを考えました。
受講生の皆さんも興味深そうに聞き入っていらっしゃいました。

公開講座は秋季の募集は締め切っておりますが、春にテーマを変えて開講予定です。
お申込みの受付は2024年3月頃開始予定となっております。
詳細が決定しましたら愛知学院大学　社会・地域連携活動サイトの公開講座ページにてお知らせいたします。

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