【愛学刑事法研究会】「地域とつながるプロジェクト」を実施
2025年度シャチ活チャレンジ応援金プロジェクト 活動時期:2025年5月~2026年2月 愛知学院大学・名城公園キャンパスを拠点に、愛学刑事法研究会による「地域とつながるプロジェクト」を実施しました。このプロジェクトでは、刑事法に関する知識を地域にひらき、刑罰や更生、被害者支援について多角的な視点で考える機会をつくることを目的として活動しました。 当初は「矯正展の開催」と「被害者支援に関する公開講座・ワークショップ」の二つを実施する予定でしたが、後者は準備負担の大きさから延期となり、2026年度の開催に向けて検討を続けています。
プロジェクトの主な活動
今回のプロジェクトでは、笠松刑務所、豊橋刑務支所、名古屋ダルクの協力を得て開催した「第2回愛知学院大学矯正展(2026年2月21日(土)開催)」を中心に活動を進めました。 「刑罰を語る前に知りたいこと」をテーマに、女性受刑者の傷つきや依存の問題、刑務所の実情、回復支援の現場について理解を深めることを目的し、当日の主な実施内容は、以下の5つです。 ①刑務作業品販売 ②刑務官・法務教官職業説明会 ③映画『アディクトを待ちながら』上映会 ④刑務官と学生とのシンポジウム ⑤依存性当事者との意見交換会 ⑥学生による研究ポスターの報告 学生による研究ポスター発表では熱心に内容を読んでくださる方が多く、また、職業説明会ではおそらく高校生くらいの方とお母様とで参加されている方々もおり、将来を考えるきっかけになっていれば嬉しいです。 映画『アディクトを待ちながら』の上映会とその後のシンポジウムでは、笠松刑務所、豊橋刑務支所、名古屋ダルクの皆様、法学部の学生、心理学部の院生の方々にご登壇いただきました。 学生との質疑応答の後は、参加者の地域住民の方々とも質疑応答を行い、数名程度ですが挙手してくださり、各々の疑問点を投じていただきました。なかなか人前で質問することは簡単なことではありませんが、映画やポスターを見て気になった点が浮かんできたのだとすれば、矯正展を開催した意義があったのだと嬉しく思います。また、机上で書物を読むことも大切ですが、現場の人の声を聴くことに勝るものはないと改めて感じました。 来場者の皆さまには任意でアンケートへの回答をお願いしました。内容を拝見すると、研究ポスターや映画、質疑応答、外部登壇者の話など、どの企画にも高い関心を持って参加していただけていたことが分かりました。中には、現役の検察官や助産師、依存症支援に携わる方もいらっしゃり、専門的な視点からの参加も見受けられました。また、「これまで全く関心がなかったが、チラシを見て参加してみたらとても勉強になった」「見方が変わった」という声も寄せられ、参加をきっかけに新しい気づきを得てくださったことが伝わってきました。こうした感想をいただけたことで、矯正展を開催して本当に良かったと強く感じています。






今回の活動を通して
今回の矯正展の企画・運営を通じて、犯罪や依存症の問題を表面的な事実のみで判断せず、行為に至る背景や事情に目を向ける必要性を認識しました。また、依存症は薬物に限らずアルコールやタバコなど身近な領域にも存在し、誰にでも起こり得る可能性があること、そして書籍やニュースによる学習に加えて現場で活動する人の声を直接聞くことが理解の促進につながることを再確認しました。 今後は、計画性を重視して次回開催に向けた準備を早期に進め、学生主体で運営できる体制を整える方針です。あわせて、延期となった被害者支援に関する公開講座の実施については、余裕を持った計画で取り組みます。
【社会連携センター】
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